【失敗談】英会話カフェで二時間沈黙を貫いた話
この記事では僕が英会話カフェで体験した失敗をお話します。
これから英会話カフェに挑戦したい方や英語初心者にぜひ読んでもらいたいたいです。
先にちょっとだけお話すると、自分の能力に似合わないことをして英語をつまらなくっ感じてしまったというものでした。
大した失敗ではないものの、当時の僕にとっては大ダメージでした。
皆さんが同じシチュエーションでなくても、同じ原因でダメージを受けないように是非この失敗談を語らせてください。
大学で留学生との研究生活で英語を習得。
大学院では研究生活が認められ卒業生総代に選ばれる。
アウトプットを通じて英語を習得した経験から学習サイトdaraEnglish の制作。
目次
英会話カフェとは
英会話カフェとは、コーヒーやお茶を飲みながら英語で会話するためのカフェです。
英会話教室に比べて料金が安いく、気軽に行けるのが特徴で近年だんだん知名度が上がってきています。
アウトプットを試す場として使いやすいため英語初心者から上級者までいろいろない人が利用しています。
当時の筆者の英語力
英会話カフェで失敗したのはぼくが大学院1年のころでした。
少し当時の状況について紹介します。
受験と研究で英語を習得
僕が英語を話せるようになったのは大学4年のころでした。
元々、ぐーたら学生でしたが3年生のときに大学院進学を決心して1年かけて英語基礎を学び直しました。
4年生になると研究室に配属されたのですがその研究室には留学生がいて、僕は彼らと一緒に実験をしていくことになりました。
留学生は日本語がほとんど話せず、研究も日常的な話もすべて英語で行いました。
この経験が英語をアウトプットする機会になったのです。
英語での会話を楽しんでいた
最初は英会話に苦労しましたが、慣れてくると理解できる喜びを覚えながら研究生活を送っていました。
院受験のための英語基礎が役に立ったのか、同期の中ではもっとも英語が話せるようになっていました。
「英語話せたらいいな〜」という昔から持っていた漠然とした憧れが、現実になっていると感じたときは、とても嬉しかったです。
これまで出会ってきた留学生は中国語を話す人、アフリカの民族の言語を話す人、英語が母国語の人など様々で、彼らの経験を生で聞けるのが楽しかったのです。
次第に僕は言語そのものが好きになりました。
失敗談
順調に英語力を伸ばすことができたのですが、英会話カフェにて失敗を経験します。
はじめての英会話カフェは楽しかった
ぼくは大学院に入学したタイミングで研究室を変えました。新しい研究室には留学生はおらず、英語を話す機会は減りました。
英語を使う場面は海外の大学と共同研究をするときくらいになったのです。
新しい研究室にも慣れてきたときぼくは英語に少し飢えていて、なにか英語を使う機会を探していました。
そこで知ったのが英会話カフェでした。思い立ったが吉日。僕はすぐに英会話カフェに足を運び体験してみたのです。
英会話カフェにも色々な種類がありますが、僕が行ったところはレベルがビギナーとレギュラーで別れていました。
初めての英会話カフェだったので僕はビギナーを選んでおしゃべりに参加しました。
結果、普通に楽しかったです。
参加してる人の趣味や仕事の話を聞けたり他愛もない話をして二時間があっという間に過ぎました。
気分転換にまた来ようとも決めました。
調子に乗った二回目
数ヶ月後、また同じカフェに行って英会話を楽しもうとしました。
しかし、僕が行ったお店は常にビギナーレベルが開いておらず、レギュラーしかありませんでした。
英語に苦手意識がなかった僕は「まあいいか」と思いレギュラーレベルで参加しました。
参加人数が少なかったときは会話についていけたのですが、だんだん人数が増えてきて、気づくと一つのテーブルを7人くらいが囲っていました。
皆レベルが高く、抽象的な内容も増えてきて、終いには会話についていけなくなりました。
結果、二時間沈黙を貫きました。
途中で帰りたかったのですがどう切り上げれば良いかわからなくて、ずっと座ってました。
黙って座っている間は自分の無力さだけが増幅していたのを覚えています。
お会計のときもなんのためにお金を払っているのかわからなかったです。
いま考えれば勉強代です!
失敗後のこと
英会話カフェでの出来事で、僕は初めて英語に対してネガティブな感情を持ちました。
いままで成功体験が多かったので、その分跳ね返りも大きかったのかもしてないです。
自信喪失
英会話カフェをあとにして僕は英語への自信をなくしてしまいました。
今まで英語を使って研究してきて、漠然と憧れていた英会話できるようになったと思っていたのに、
どうして話についていけなくなったのか自分でも分からず余計に不安になったのです。
しかし、こういうときは大学院生の腕の見せ所。何かが起きたら必ず考察します。
悪い結果が出たら考察。良い結果が出ても考察します。
ぼくは自分の英語について振り返りました。
おのれの英語力を知った
英会話カフェでの失敗を経て僕は自分の英語力の低さを痛感しました。
当時英語が話せたと言っても、研究や具体性の高い話についてしか話せなかったのです。
研究では実験データを観ながら話し合うので英語が100%聞き取れなくてもなんとなく理解できたりします。
しかし、思想や概念など抽象度の高い話になると理解できなかったのです。
すなわち、僕の英語力とは簡単な内容に限り理解できる程度で、抽象的な話になると会話しながら頭の中でイメージするほどの余裕がなかったのです。
要するに、いままでの環境が自分にとって都合の良いもので、実際の英語力はまだまだだったということでした。
失敗の原因はわかったものの、「じゃあもっと頑張ろう」とはすぐにはなりませんでした。
ショックなことに変わりなかったので、僕は英語から少し距離を置いて、研究に集中することにしました。
モチベは少しずつ回復した
自分の英語力不足を受け入れて研究に集中してしばらくしたタイミングで、海外の大学との共同研究が盛んになってきました。
メールでのやり取りや議論が増え、順調に研究が進んでいるときふと思ったのです。
「おれは今海外の相手とやり取りしている。彼にだって母国語はあるけど、おれ達の共通語は英語だ」
海外の共同研究者とは中国人でした。もちろん彼の母国語は中国語です。
しかし、どちらも英語はネイティブではないのに共通の言語を話しているのが、なんとなく面白いと感じたのです。
この感覚を覚えてからぼくはまた英語に触れていたいと考えるようになりました。そして英語学習へのモチベーションも徐々回復していきました。
学びと伝えたいこと
この経験から学んだことを書いていきたいと思います。
自分の能力に合ったやり方をする
これは何事にも言えますが、自分の能力を過信したり、めんどくさがって適切なステップを踏まなかったりすると一気にモチベを下げてしまうことがあります。
自分の能力とそれ応じた適切な訓練方法を知らないと英語力は伸びません。
ぼくは自分の能力を知らなかったがために好きな英語へのモチベーションを失ってしまいました。
積立投資をせずに宝くじを買ってハズレてしょげてるのと同じです。
着実にできることからやって、少しずつ負荷を加えていくのが能力を伸ばす唯一の方法です。
英語学習は長期戦なので、いつかは失敗したりモチベーションが下がったりします。しかし長期戦だからこそ、モチベーションが下がるときの規模を小さくする工夫が必要です。
その工夫の一つは「英語力の伸び方を知る」です。
英語力は停滞と飛躍の繰り返します。停滞しているうちは手っ取り早い方法を知りたくなるのですがそんなものはなく、地道にやっていくしかないのです。
英語力が伸びなくても自分がやっていることを信じてできることをやり続けるしかありません。
自分のやっていることを信じていれば、モチベーションが下がったとも「停滞はあるある」「モチベがさがるのは当たり前」と自分を受け入れることができるようになります。
「結局、精神論かよ」と思われるかもしれませんが、英語の練習は単純作業の繰り返しだったりするので、つまらないことでも続けられる精神論は大事です。
このサイトが「ダラダラでもいいから続けよう」という趣旨なのは、続けることが一番大事だという信念でもあります。
順番が大事
そもそもモチベーションを落としにくい勉強方法とは何でしょうか?
それは適切な負荷をかけることです。例えば、
一人で話す
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無料オンライン英会話
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英会話カフェのビギナー
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英会話カフェのレギュラー or オンライン英会話
初心者用の音源を聞く
↓
中級者用の音源を聞く
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シャドーイングをする
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海外ドラマに挑戦
のように、ステップアップをしていきましょう。
いきなり英会話カフェのレギュラーや海外ドラマに挑戦しても、「できない・わからない」という感情が大きくなるだけです。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。人によっては「自分は英会話カフェに挑戦してもいいれべるなのかなあ?」と目安がわからない人もいると思います。
正直、明確な目安はないのですが、TOEIC500~600点、英検3級があれば、ビギナーレベルは楽しめると思います。
もちろん、お店によって基準も変わるのですが、迷ったら店舗数が多かったり初心者の人も参加しているお店を選べ挑戦のハードルは下がると思います。
自分にあった英会話カフェ選びは下の記事を参考にしてください!
この記事を読んで自分の今やっている勉強方法に迷ってしまった場合は下の記事を参考にしましょう!
それでは良い英会話ライフを!