瞬間英作文は効果ない?正しいやり方を解説【勉強法】
瞬間英作文はネットでよく「意味がない」というコメントがある一方、「話せるようになった」と賛否がわかれているいます。
実際に英語を話せるようになるために瞬間英作文のトレーニングは必要なのでしょうか?
結論から先に話すと、瞬間英作文で英語は話せるようになります。
しかし、正しいやり方でないと全く効果が期待できないものでもあります。なのでネットでは賛否がわかれているのです。
瞬間英作文のトレーニングをする前にその目的を理解することで効果的なスピーキングの練習を行うことができます。
この記事では、瞬間英作文を練習する目的とその正しいやり方について解説します。
瞬間英作文をやってるのに効果が出ないと感じる方はぜひ最後まで読んでください。
大学で留学生との研究生活で英語を習得。
大学院では研究生活が認められ卒業生総代に選ばれる。
アウトプットを通じて英語を習得した経験から学習サイトdaraEnglish の制作。
目次
瞬間英作文の目的
まずは瞬間英作文で鍛えられることから紹介します。
瞬間英作文で鍛えられる能力は主に二つあります。それは「知識から能力にする」と「文法の定着」です。
知識から能力にする
瞬間英作文をする目的の一つ目は「知識から能力にする」ことです。
皆さんは聞いたらわかるけど話そうとすると言葉につまった経験は一度はあるともいます。これは英語だけでなく日本語でもたまに起こりますよね。
これは、言い慣れてないから「どう言ったらいいかな」と少し迷ってる状況です。
英語を話し慣れていないと、この「どう言ったらいいかな」が連発します。話し慣れてないことだらけなので当たり前です。
もう少し詳しく説明すると言葉詰まりとは知識のままで能力になっていない状況です。
知識と能力はまったくの別物なので、聞いたらわかるけど話せないということが起こります。
なので、英語を自由に話せるようになるには知識から能力まで押し上げる必要があります。そのトレーニングができるのが瞬間英作文なのです。
文法の定着
瞬間英作文をする目的の二つ目は「文法の定着」です。
日本語と英語は文法の仕組みが全然違いうので、アウトプットを繰り返さないとなかなか慣れることができません。
英語は語順で意味を決める言語なので、正しい語順で話さないと意味が伝わらないことがあります。
瞬間英作文を通してアウトプットを繰り返すことで文法も能力として磨かれていきます。
実は瞬間英作文を通して文法の能力がつくと、以下のような特典がついてきます。
- リスニングをしているときに次の言葉を予想できるようになる
- リーディングの理解度が上がる
- ライティング能力が向上する
など英語力を全体的に上げることができます。
瞬間英作文サイト → daraEnglish ロードマップ
注意点
瞬間英作文は英語力を全体的に上げることができるトレーニングですが、正しいやり方でないとその効果は薄まってしまします。
まずは陥りがちなことについて紹介します。実際にトレーニングするときは注意しましょう。
完璧にこだわらない
瞬間英作文は日本文を英文に直す練習ですが、自分の英文を回答例と完全一致させる必要はありません。
回答例はあくまで一例なので、参考にすれば十分です。
若干言い方が変わっても同じで意味で伝わるなら問題ありません。
He had been to Japan 2 times.
He had been to Japan twice.
ただし、文法の練習も兼ねているなら、扱う文法は例文にあわせましょう。これを変えてしまうと文法の練習になりません。
暗記はしない
瞬間英作文は作文なので例文を暗記する必要はありません。暗記すると目的である「知識から能力にする」と「文法の定着」が達成できません。
なので毎回英語で作文をしましょう。
もし「覚えなきゃ」と思っていたら、トレーニング自体が業務的になっている証拠で、モチベーションの回復を図ったほうが良いです。
もちろん、たくさん練習して例文を暗記しちゃったなら問題ありませんが、そのときも練習のたびに作文することを心がけましょう。
流暢さを気にしすぎない
流暢に英語を話せるととてもかっこいいですよね、でもそれは瞬間英作文の目的ではありません。
瞬間英作文の目的はどちらかというと、「確実に話せるようになること」なので流暢さとは逆の立ち位置かもしれません。
逆に、流暢さを意識しすぎると焦って練習にならないことがよくあります。
実は、ゆっくり話していても確実に伝わっていたり、言い直しがないだけで流暢に思われることはよくあります。
なのであまり話すスピードには気にしなくても大丈夫です。
早く話すことに憧れていてもOKです。ただ、話す速さはだんだん高まるのでまずは焦らず練習しましょう。
正しいやり方
それでは瞬間英作文の正しい練習方法を紹介します。
声に出す 言葉にする練習だから
瞬間英作文の練習は声に出しながら行ってください。声に出さないと能力にする練習にならないとからです。
たとえ部屋に一人でいても声に出して話すのは恥ずかしいかもしれませんが、いきなり英語で人と会話する方がよっぽどハードル高いですよね、
まずは一人で話す練習して、能力的にもメンタル的にも英語になれさせましょう。
文法を理解・意識しながら練習する
ただ声に出して話すだけでは文法は定着しにくいです。
筋トレはその筋肉を意識しながらやると効果が増す
と聞いたことはないでしょうか?これは迷信ではなく事実です。
筋肉は神経細胞?なので意識を集中させるだけで発達具合が変わります。
脳も筋肉なので、文法を意識しながら話すことでそのルールが脳に定着しやすくなるのです。
冠詞をめんどうに感じるの時期もありましたが、今では冠詞がないと気持ち悪いです🫨
練習する際は、文型や冠詞、to や for の役割を考えながら行いましょう。
繰り返す
練習は繰り返すことがなにより大切です。
どれだけ正しい方法で練習しても繰り返されない限り脳はその情報を記憶しようとしません。
なので一度練習した文でも何回も繰り返し練習しましょう。
定期的に実践を行う
正しい方法で瞬間英作文をするとスピーキング能力が飛躍的に成長します。
定期的に実際の英会話を実践する自分の成長を感じ安いです。
アウトプットはハードルが高く感じられがちですが、オンライン通話アプリや英会話カフェは挑戦しやすいので初心者にはおすすめです。
1ヶ月に一回、ハードに練習できるなら2〜3週間に一回くらいが目安ですね。
おすすめ英会話カフェ → 英会話カフェLanCul
無料のオンライン通話アプリ → HelloTalk
まとめ
この記事では、瞬間英作文をするときの注意点と正しいやり方を紹介しました。
注意点や正しいやり方は瞬間英作文をする目的を振り返ると自ずと明確になります。
瞬間英作文をする目的は「知識を能力にする」と「文法の定着」です。
✔ 完璧にこだわらない
✔ 暗記はしない
✔ 流暢さを気にしすぎない
✔ 声に出して練習する
✔ 文法を理解・意識しながら練習する
✔ 繰り返し練習する
そして瞬間英作文に慣れてきたら定期的に実践をしましょう。実践を重ねることで話せることがどんどん増えていることに気づくことができます。
何事も成長を感じるまでは時間がかかるので焦らずスピーキングを習慣にしていきましょう!
それでは良い英会話ライフを!