英単語の覚え方 – 覚えられる仕組みを解説
英語の勉強で、単語を覚えることは避けては通れない道です。
英単語がわかれば文法がぐちゃぐちゃでも、言いたいことが伝わったり、相手の言ってることがなんとなくわかったりします。(文法の勉強も超大事)
大変ですがやるしかないものです。
この記事では、効率の良い単語の覚え方を紹介します。
単語を覚える作業はとっても地道です。でも3ヶ月続ければ必ず変化は訪れる方法なので、ぜひ挑戦してほしいです!
目次
単語帳を使おう
単語の勉強方法は、洋楽や海外ドラマ、英語で書かれた本など、たくさんの方法がすすめられていますが、どれも上級者向けです。
一見楽しみなが勉強できそうに思えますが、なかなかストーリーが進まず結局退屈しやすいのです。
英単語は単語帳を使うのがもっとも効率の良い勉強方法です。
単語帳を使って一気に覚えてしましょう。そうすれば、生活の中で出てくる単語を理解できるという楽しさがまってます。
単語帳を覚えたらリーディングサイトや簡単な本などに挑戦してみましょう。
英語学習は覚えることが多いので、効率良い順序で進めていくのが大切です。なのでまずは単語帳でまとめて覚えてしまいましょう。
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繰り返すことで記憶する
日常会話では最低でも2000〜3000語ほど覚える必要があります。
これだけの量を効率良く覚えるには、脳が記憶する仕組みを知ることから始めましょう。
記憶する仕組みは大きく分けて二つあります。それは強い衝撃と反復です。
記憶の仕組み – 強い衝撃
強い衝撃とはトラウマや危機などです。覚えておかないと生死に関わるので脳はその体験を記憶します。
しかし、この仕組みは再現性に乏しく勉強には不向きです。
英単語を覚えるために生死に関わるような危機を3000回味わうわけにはいきませんよね。勉強では反復で記憶するようにしましょう。
記憶の仕組み – 反復
反復とは、繰り返し行うことで「これは生きるために必要な情報だ」と脳を騙し記憶させることです。
ここで覚えておきたいのは、脳は思い出したときにその情報を重要だと認識するということです。
骨折が直るときに骨が太くなるのと同じで、思い出したときにその情報の重要度は増します。
一度勉強したことを忘れてしまうことはむしろ必要で、思い出しのチャンスです。
単語に限らず、何かを勉強・記憶するときは一度忘れるを前提に、何度も繰り返し思い出すようにすると覚えやすいです。
単語帳の使い方
記憶の仕組みを理解すると単語帳の使い方もわかってきます。
ポイントは忘れるを前提に繰り返しまくることです。
一日100単語進める
脳は思い出したときに記憶しようとします。
なので、忘れるを前提にするので一つの単語に費やす時間は短くても大丈夫です。
どんどん進めてしまい一日100単語くらいで進めていきましょう。そうすれば20日くらいで単語帳を一周できます。
単語帳は何周もする
単語帳は1周しただけではせいぜい10語くらいでしか覚えられません。1周目が終わったらすぐに2周目に取り掛かりましょう
2周目をやってると見覚えある言葉が何個かあるはずです。それが単語を覚えられる兆候です。
3周目、4周目で見覚えのある言葉がだんだんそれが増えいることにも気づき、中には覚えた言葉もあるはずです。
これを10周、20周と繰り返すことで、どんどん言葉を覚えることができます。
単語帳一冊を丸暗記するなら100周が目安です。
ただ、いきなり100周を目標にするとなんとなくしんどいので、まずは50周しましょう。これでも8割くらいは記憶できるはずです。
知ってる単語が増えるので一周にかかる時間も減っていきます。最初は一周に20日かかっていても、20周目は10日で終わったりします。
50周とは長い道のりですが、想像よりも速く終わったりするので身構えなくても大丈夫てす。
単語帳のちょっと便利な小技
単語帳を何週もするうえで便利な小技があるので紹介します。
印をつけて分かりやすく管理
便利な小技の一つ目は、覚えた単語に印をつけることです。
何周かして覚えてしまった単語はしばらく見る必要がないので、印をつけてスキップしましょう。
実は単語帳にはその印をつけるための場所が設けられています。単語の付近に下図のようなマークがあることがあります。
これに斜線を入れて管理するのです。
おすすめの方法は、覚えたもの、微妙なもの、どうしても覚えられないものでジャンル分けすることです。
どうしても覚えられないもは別の工夫で覚えるようにしましょう。
どうしても覚えられないとき
単語帳をやっているとどうしても覚えられない単語がなんこか出てきます。
そういったときは、Google などで写真検索して、そのイラストを単語帳に書き込んでしまいましょう。
単語帳の羅列なので、どうしても字面で覚えれないものあります。別の角度から印象付けることで言葉を使っているときのシチュエーションをイメージしやすくします。
一番よくない使い方
速いペースで何週も繰り返すことが単語帳のただしい使い方ですが、逆にもっとも無意味な使い方も紹介します。
それは、1ページづつしっかり覚えようとする方法です。実はこのやり方をしている人はとても多いのです。
この方法は記憶の仕組みの強い衝撃を狙っているのと同義です。単語を一度に何度も見たり書いたりしても脳は強い衝撃として捉えてくれません。
さらに、どうせ忘れるのに1つの単語にたくさんの時間をかけていることにもなります。
とても非効率なのでやめましょう。
おすすめの単語帳
ではどのような単語帳を使えば良いのでしょうか?
基本的に日常会話を目的にするなら、大学入試レベルがあればなんでも良いのです。
ただ、TOEICとかIELTSなど目標があるならそれに特化したものをおすすめします。
とりあえず話せるようになりたい人
とくに試験を受ける予定のない方は、とりあえず大学受験レベルの単語帳で十分です。
色々ラインナップはありますが、難しすぎなければなんでもいいと思います。自分にあってるものを選びましょう!
一応おすすめは、評価の高いDUO3.0かターゲット1900です。ちなみに筆者はターゲットを使っていました。犬好きだからです
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TOEICに向けて勉強してる人
TOEICの受験を視野に入れてる人なら、超定番の金のフレーズがおすすめです。通称『金フレ』ですね、
TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ [ TEX加藤 ] 価格:979円 |
内容は大学受験レベルのものと重複してるものも多いのでどちらか一方で良いと思います。
IELTSに向けて勉強してる人
海外受験やワーホリ、海外移住を考えていてIELTS試験が必要な方は実践IELTS英単語3500がおすすめです。
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これもIELTS受験者にとっては定番の単語帳です。
収録数が多いので、まず半分覚えてから後半をやるような工夫をしても良いと思います。
リーディングに挑戦しよう
もし単語帳を一冊覚えれたなら次はリーディングに挑戦しましょう。
いきなり海外の新聞やブログだとハードルが高すぎるので練習用のサイトがおすすめです。
News in Levels はちょっとしたニュースを英語で読むための練習サイトです。超かんたんなLevel 1から詳しく少し難しいLevel 3で同じ内容が書かれています。Level 1から始めて読み比べることをお勧めします。
VOA Learning English は記事が多く自分の興味ある内容を選んで読むことができます。サイエンスや健康の話が好きな人はこのサイトは楽しめると思います。
まとめ
この記事では英単語の覚え方と記憶の仕組み、単語帳の使い方を紹介しました。
✔ 反復することで記憶する
✔ 1日100単語のペースで進める
✔ まずは50周繰り返す
単語を覚える作業はとっても地味です。でも理解できる言葉が増えてくるとだんだん楽しさが増えてくるので、まずは50周やってみましょう!